2014/01/28

Aを愛すること≠A以外を排他すること。

なんと、2014年一発目のブログです。
が、早くも1月が終わりそうです。
あけましておめでとうございます。
年をとると1年が早く感じるとよく聞きますが、さすがに早すぎやしないか?

年末はイベントで踊ったりなんだりで意外と小忙しく、
ここ数年毎年新年のご挨拶動画を作ってHPにアップしていたりしたのですが
そんな暇もなく。
1月に入ったら入ったで先日終わりましたソロ作品「モンタージュ」の稽古やら
明後日から始まる、演出助手として関わらせて頂いているWORLD ORDERの
ツアーやらなんやらで小忙しい。

と、ざくっと年末年始を振り返ってみました。


ほんでまぁ今日は愚兄の所属していますGAIA_crewの公演
「ハラカラ・コエダス・レクイエム」を観てきました。
ここ最近のGAIA_crewの公演は劇団の目指すところというか、
原点に真摯に向き合っているということが強度として出ていると思いました。
演劇人とか演劇マニアに向けて作品を作る、ということではなく
「娯楽」としての演劇をお客さんに向けて作る、みたいな。
そのお客さんに真摯に向かう姿勢がただの観劇ということに留まらず、
カタルシスを伴った演劇参加体験になっていたのではないかなぁと思います。



観ていて思ったのは、
昨日リハーサルの帰りにダンサーの方と話していたこと。
その方はもともと演劇からダンスの方に移ってきた方なのですが
演劇はやはり脚本が全てだ、ということ。
それに対してダンスはダンサー自身が浮かび上がってくることが多々ある、
みたいな話。
要約すると、
演劇はいくら役者が素晴らしくても脚本がダメだったらつまらなく、
ダンスは振付が残念な感じでもダンサーの身体が魅力的であれば成り立つ、
逆に振付がいくら素晴らしくてもダンサーが魅力的でないとイマイチ、
みたいなこと。



なんでそんなことが起きたりするのかと考えてみたら、
やはり演劇は脚本の言葉の力・物語の力が強く、具体的で伝わりやすく、
そのへんがしっかりしていれば観ていられる。
役者の舞台上での在り方が弱くとも、一本の筋道が通っている。
それを今日思ったっていうのは在り方の弱さみたいなものを感じたから。
演技の上手い下手とか役になりきっているかどうかということではなく、
舞台の上にいることを自分が肯定出来ているか、みたいなことなのかな?
ちょっとわかりませんが…
なんとなく存在の弱さを感じてしまうことがチラホラ。

でもつまらなかったということは全然なく、
むしろ面白かったのです。
それは脚本がしっかり筋道として通っていて、
役者の方々がしっかり役を演じていたからなのだと思います。
なのに感じた在り方の弱さ、みたいなものが興味深かったです。



でもこれって(でもに対してでもで返すのってなんか変だな…)
ダンサー特有の職業病というか、観る癖なのかもしれないな、と思ったり。
さきほど話に上げたダンス作品におけるダンサーの魅力、
と関係するかと思うのです。

自分もそうですが、ダンサーの人って出ている人自身を見ていることが多い。
それは演劇のように役があるワケではなく、その人が踊っているから、多分。

ほんでダンサーも見せる身体になってしまっている。
このことは先日一般の方も交えた、とあるリサーチWSに参加させて頂いた時に
話に上がったこと。
身体はその人がどのように生きてきたか、とか時間の蓄積したものというのが
持論なので個人的にはそれはしょうがないことと思います。
トレーニングを積んできたダンサーはもうそれだけで存在感が出てしまう。
それを嫌って役者を使う振付家の人もいるみたいですが
個人的にはそれはなんだかなぁ、と思ってしまう。
だってそれじゃあダンサーという存在が意味ないもんね。
ダンサーがその存在感をコントロールできないといけないのかもしれないけど
積み上げてきた時間の、身体の話だからねぇ…難しい。

ちょっと深夜なので話が脱線したり、まとめきれていない感じもしますが
要は演劇は脚本が要、ダンスはダンサーが要、みたいなことでしょうか?
しかしそれ以前に舞台の上にどう在るか、
というのがやはり根本にあるのではないだろうかと。
それは練習を積めばいいということでもなく、多分覚醒すること。
もちろん練習を積んだうえである日突然覚醒するのでしょうけども。




そう、この画像貼りたかっただけ笑
マンガと一緒な気がするんですよね、舞台も。


出演していた兄の話でいえば、
もっと貪欲に色んなところの舞台に挑戦したり、
色んな作品見たりした方がいいんじゃない?てことかな。
別にそれは現状が良くないと言っているワケではなく、
居心地の悪いというか、見知らぬ土地にも出かけていくということ。
戻って来れる場所はあるのだろうから。
人生やり直しが効くとはいえ、年を重ねる毎に選択肢は狭まるというか、
後に引けなくなってくるというか。
ボッコボコにしてもらえる年齢も限られているだろうし。

とまぁなんか偉そうな事書きましたが、これは自戒もこめて、ですね笑

YouTubeのアップロード待ちでブログ更新しようと思ったけど、
オーバーしちゃったし、まだタイトルと関係あることにまで
たどり着けていないのだけどもう眠いし、まとまらない気がしてきたので
無理矢理今日の感想でまとめて終わります。
気が向いたら更新します。

夜中に文章考えながら書くのは、あまり良くないですね。