2017/01/07

踊りたいの?踊らせたいの?創りたいの?晒したいの?表現したいの?

お正月って三ヶ日とともに去る感、ハンパない。
七草がゆを食べるまでもなく、すっかり平常運転モードです。

今日はオフ日ってこともあったので朝からラジオ聞きながらダラダラ過ごしていたら
妙なことを思いつき、赴くままにTwitterに連投していたことや
3日連続で「ダンスがみたい!新人シリーズ15」を観に行って思ったことなどを
備忘録的にまとめとこーっと、ていうブログです、今回は。
ブログってまとめに便利だなー、て本当に思う。


今日朝起きて、とくに夜まで予定もないしボケーッとダラダラしていたら
突然脳裏にダンスとして架空の拳法を作り、その型を一子相伝の巻物に記して、
各流派がお互いに奪い合う、という謎のダンス作品のアイデアが。
発作的に思い浮かんだアイデアな訳だけども、呟きながらよくよく吟味してみると
バトル漫画やフィギュアの解説みたいにすごさを解説してくれたり
すごい感を醸し出してくれたら見やすいというか、いいのかもね、と。
ネタなのかガチなのか、皮肉なのかわからないけどこうゆうのもあるし↓
https://www.youtube.com/watch?v=YVFPbteyPNM

思えば「少年チャンプル」やダンス甲子園がダンスの流行に一役買っているから
「バトル」という要素は多数にアクセスしやすい。
勝敗をつけるとか、点数化するということの弊害はさておきなのだけどもね。
でもいわゆるコンテンポラリーダンスってやつはみんな違ってみんなイイ、
という部分から発している部分もあるので勝敗を付けるのが難しいわけだけども。
個人の趣向に寄るところが大きいし。
だから業界、として成り立たせるのが難しいんよね、そもそも。
業界を生成しにくいから大きな物語(≒レール)が無い、良くも悪くも。
コンペティションで賞を取ったらゴール?教育機関で教える様になったらゴール?
海外に作品を持っていけたらゴール?
どれもゴールのようで、スタートのようでもある。
いつまでたっても各人がそれぞれの独自性を貫く感じ。
それぞれが「個(孤)」だから。

でも流行廃り潮流みたいなものはあるし、
コンペティションで賞を取る人もいるわけで。


そんなこんなを思いつつ、3日連続で「ダンスがみたい!新人シリーズ15」を。
思い巡ったことはなぜみんな作品を創るのだろう?ということと
劇場で作品を上演することについて。

踊る場所・機会が無い、踊っていくための焦り、が
作品を創る動機になっていないだろうか?
作品を創るのは自分が表現したいことがあるから?創りたいものがあるから?
1年に新作1つは作品を創らないと、ていう妙な義務感?
実際出場者の方々の胸の内は計り知れないので想像でしかないのだけど、
ダンサーの現状、ダンス界をとりまく現状などを思うと
そんな思いがよぎりました。
舞台の上でしか踊ることは許されていないのか?
人目に晒さないといけないのか?

そしてその発表の場は「劇場」が合っているのか?
ギャラリーにYoutube、いまや発表の場は沢山あるのだよ?
...いや、確かに「踊ってみた!」とかいっていきなりYoutubeで全世界に
自分のダンス晒しちゃう飛躍っぷりもそれはそれですごいと思うのだけど。
たしかに「劇場」は作品、表現に対して優しい、安全な場所だというのはわかる。
しかし一方でとてもバリアフルで、排他的な場所でもある。

そんなこんなが自戒も込めて頭をグルグル巡りました。
みんなどんな思いで「劇場」のために作品を創り、発表するのだろう、と。
思えば去年この「ダンスがみたい!新人シリーズ」で発表した
ソロ「be here」はそんなことも思いながら作品にしてたかもね。

帰りの電車で、
同じく新人シリーズを観に来ていたらしき見知らぬ3人組のおばさま方がいて、
感想を言い合っていたので盗み聞きしてみると、
やはり身内贔屓になるというか、身内への想像力ハンパないなー、と興味深く。
身内以外への想像力の欠如は民主主義の崩壊みたいです↓
https://t.co/C3UzXSJOEG (2017年2月6日まで)

話が脱線しました。

思い直してみて、大抵ダンスを観に行くときは身内が関わっているときです。
ダンスに限ったことではないですが、全く知らない人の作品を観に行きたい、と
思えないのがひとつの問題なのだよな、と。
たまに観に行くとしても口コミや話題性を糧にするわけだし。
そこを解決するのが評論家という方々の仕事だと思うワケだが、
批評が宣伝になってしまってはダメだし、実際日本の舞踊評論はゴニョゴニョ...

先程も述べた様に、ダンスは「個(孤)」なモノ。
とくに(日本の)コンテンポラリーダンスは多様性を出発点にしている、と言える。
だから「ダンス、どれから観たらいいですか?」てすごい難しい質問だし、
多様すぎるダンスのどれを入口にするか、
てそのあともダンスを観てくれるかどうかに関わる大きな問題。
個人的にもダンスの宣伝をするのを憚られたりするのはその部分。
こうゆう趣向の人にはこのダンス、という薦め方はできるけど、
そんなにみんな自分の「目」を知っているか、つーとまた別の話だし...


色んなことに思い巡りました、ホント。


でも自分を顧みて
ワクワクするアイデアや楽しい、ていうのがあるから作品作っているな、と。
そこは大事にしていきたいと思ったし、やれることはやろう、と思いました。

もうちょっと書きたいことはあったのだけど、
今日の話とは上手く繫がらないというかまとめる自信無いっていうか、
もう寝たいので寝ます。

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